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新見 正則

メディカルヨガインストラクター

ご挨拶
2002年 帝京大学医学部外科准教授
2008年 帝京大学医学部博士課程指導教授(移植免疫学、東洋医学、血管外科)
2013年 イグノーベル医学賞(脳と免疫)
2020年 新見正則医院院長

西洋医学の進歩を受けて平均寿命はこの100年間で約2倍に延長しました。そしてエビデンスがある医療が行われ、そしてガイドラインが作成され、医療の均霑化(きんてんか、どこでも同じ水準の医療が受けられること)が計られています。それは実に素晴らしいことです。
しかし、エビデンスとしてはなかなか捉えられない努力も実は必要だと医療者は感じているはずです。均霑化されたがんの治療を受けていても、予後に、そして残された人生に相当な差があることを実臨床医は肌で感じています。そんな体や心に良いことのひとつがヨガであろうと思っています。
岡部朋子さんが僕の外来に最初に来たときに、僕は医療現場におけるヨガの魅力をひと言でいうと何ですと尋ねました。すると彼女は、「呼吸をしていれば、誰でもできます」と答えました。「すると寝たきりの人でもできるのですね」と重ねて尋ねました。
そして「もちろんです」と即答されました。これが、僕がヨガをやってみようと決心した端緒です。そして自分でやってみて、そして患者さんに勧めてみて、ヨガの良さを体感しました。
次にやるべきことは、この医療にとって間違いなく有効な手段のひとつであるヨガをどうやって広めるかです。そこで直感的に感じたことは、ヨガの言葉を使わないヨガです。もちろん教える側がヨガの本質を理解していることは必須です。しかし、教わる側にその必要はありません。まずやってみる。素晴らしさを体感する。そして人生がより豊かになる。そんな役割をヨガで果たせればいいですね。
そんな思いで、そんな思いを共有した有志が集まって、立ち上げたグループです。是非、多くの方々に興味を持って頂き、そして患者さんにその歴史的叡智が還元され、そして病気にならない体や心が育まれることを祈っています。